(1)防災の要素を取り入れた授業
英語科「海外の人に知らせる言葉」,福祉科「介護現場での災害対応について」,数学科「津波の速さの計算」「本当の夢の国」,音楽科「東日本大震災を機に作られた合唱曲」等
(2)避難訓練
地震発生時をシェイクアウト訓練のスタイルで行い,3階の理科室で火災が発生した想定で一斉避難の訓練を行いました。校長からは,北海道南西沖地震・胆振東部地震等の過去の大地震の経験をもとに日頃からの備えと自助・共助・公助の大切さが話され,避難訓練については防火扉のくぐり戸で躓かないように声をかけるなど意識的にできていたという講評がありました。
(3)講演
札幌渓仁会リハビリテーション病院理学療法士・北海道JRAT(DoRAT)工藤篤志氏による「私が見た被災地から高めてほしい防災意識」
東日本大震災後の二本松市と南相馬市での支援活動を中心に,助かった人はどのように生活し生きていくのか,支援者には何が必要とされ何ができるのかを,事実と経験をもとに多くの現場写真を使って丁寧に説明していただきました。また,「震災遺構を見たことがありますか?」という工藤さんの質問に対して誰も手を上げることができ無かった状況は,会場の多くの者がはっとさせられたのではないでしょうか。最後に,標高4mしかない本校で津波からどう逃れ(自助),震災後は地域で何ができるか(互助・共助)という重要な課題を提示していただき,ご講演を締めくくられました。